ESSAY

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 2nd RING、まだ1割も書いてません。えへ。
 
 講談社から「四季賞クロニクル」が届きました。予想してたのよりも大きくて、ちょっとびっくり。なるほどこれなら6000円は頷けます。
 今のアフタヌーンを、あるいはマンガ界を担う作家たちの、デビュー作やデビュー前後の作品を読めると嬉しくなります。まぁ最近の受賞作家はともかくとして、デビューが古くてもそんなに作風や絵が変わらない漫画家もいれば、まるで別人の人もいます。土田世紀はまるでバタアシ金魚ですね。この人が「夜回り先生」を描くなんて想像できない。太田垣康男は尾瀬アキラですね。この人が「MOONLIGHT MILE」を描くなんて信じられない。
 
 しかし、こうして一気にデビュー作を読んでみると、必ずしも素晴らしい出来とは思えない作品が散見します。しかし同時に、ご存知のようにみんなその後、ブレイクした人たち。そして、ブックレットの最後に全受賞作品の名前と作者の一覧が載ってるんですが、見ると必ずしも大賞じゃないんですよね。佳作みたいな、大賞より二個も三個も下の賞を受賞している人も何人かいます。
 で、じゃあ、その時の四季賞で大賞を受賞した人はどうなったのか。って言われても、当然見たことも聞いたことも無い作者名。
 つまり、漫画家としてブレイクするか否かは、例え四季賞のような大きな賞でも、大賞を受賞することが重要ではない。その後、編集者と何度もネームのやり取りをして、何度も没を食らって、その過程で何を吸収してどれだけ伸びるか。例え四季賞で大賞を取っても、その後そのレベルから伸びなければ、結局連載を勝ち取るような作家にはなれない、ということでしょう。
 
 あくまで、賞は漫画家へのプロセスの、その入り口でしかない。当たり前ですし理解はしていましたけど、こうしてその形をはっきり見せつけられることは少ないので、改めて難しいものだなと感じましたね。
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