ESSAY

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 ベーマガが休刊になりました。
 
 何とも言えない寂しさ。あの雑誌には随分とお世話になったものです。
 掲載されたプログラムに、行を間違えないように紙切れを当てて、一行ずつ入力するたびに少しずつ下にずらしていったあの頃。
 バグが出て、一体どこがおかしいのかさっぱり分からず、必死に何度も小さい字を読み返したものです。
 短いBASICのプログラムを何度も打ち込んでいくうちに、自然と自分でもプログラムを組めるようになっていました。風船や鉄アレイを拾い集めて自分の重さを調節しながらマップをクリアしていくゲーム、2人で協力しないとクリア出来ない同時プレイゲーム、左右の画面でお互いに打ちあいながらブロックを消す対戦&協力ブロック崩しゲーム......たくさんのゲームを作りました。
 ファンタジー通信も面白かった。たくさんの常連ハガキ職人さんたちは、僕にとって憧れの存在でした。ベーマガ常連さんが集まって作った同人誌「マイコンイラストレーションマガジン」も、通販で申し込んで、購入しました。穴が空くほど読んでいたことを覚えています。
 自分も常連になりたくて、ハガキもたくさん送りました。何度か載ったかな? そのたびに、小躍りするほど喜んだものです。
 
 あの雑誌が無ければ、今の僕はなかったでしょう。こうして、同じようにスクリプトを書いて飯を食っている同世代の人間の半数以上は、何らかの形であの雑誌に触れ、経由している筈です。一つの時代を作り、一つの文化を作った雑誌でした。
 
 その、一つの時代が、ひっそりと、終わりました。今や、プログラムを打ち込む時代ではないでしょうし、そう言う意味では、もはや役割は終わったんでしょうね。
 しかし、今の小学生ぐらいの歳の子供が、プログラマを職業に選ぶとき、原体験となるものとは、一体なんだろう? と、ふと、考えるときがあります。あの頃の、やっとの思いで打ち込んだプログラムが動いたときの喜び、あの感情を、これからも忘れることなく仕事をしていきたいと思います。
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